【レビュー】TARLESS PLUS【MTL PODデバイスとしてもアリ】-提供品-
一度は聞いたことあるのではないでしょうか、プルームテック互換機と思われがちですが実はVAPEとしての用途も果たせる逸品です。
詳細は販売元のベプログショップ(ドローム)の商品ページに事細かく記載されているのでそちらが参考になると思いますが、このブログでは「VAPE用途としてどうなのか」という点を主眼に置いてレビューしたいと思います。
強烈なメンソールリキッドと香りを楽しむリキッドを入れて持ち運んでます。ガジェットとしてもカッコイイ!
※電子たばこ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です
スペック
メーカー | ドローム |
商品名 | TARLESS PLUS |
バッテリータイプ | 内蔵式 |
バッテリー容量 | 900mAh |
出力電力 | 7.6 - 17.6W ※BOOSTカートリッジで 最大29.4W |
種類 | POD |
エアフロー | 吸引と別系統 |
タンク容量 | 2.0ml |
充電アンペア数 | 1A |
コイル抵抗値 | 1.0Ω、1.6Ω (0.6、1.1、1.2Ω) |
バッテリー残量(LED) | 白:80 - 100% 青:60 - 80% 緑:40 - 60% 紫:20 - 40% 赤:0 - 20% 赤点滅:残量なし |
セット内容 | 本体:1 カートリッジ:1 充電ケーブル:1 説明書:1 |
カラーバリエーション | 3色 |
サイズ | 本体:106×38×15(mm) |
関連商品 | 旧カートリッジ (L:1.6Ω/S:1.2Ω) カートリッジ (L:1.6Ω/S:1.0Ω) BOOSTカートリッジ (L:1.1Ω/S:0.6Ω) |
値段 | ¥5,382(10/8現在) |
カラーバリエーション
ブラッシュシルバー、スノーホワイト、BLACK FIBER GOLD 3色のラインナップ
他にも限定カラーがありますが、通常販売はこの3種類です。
外観
外箱
非常にシンプルな箱です。
内箱
内箱は引き出すタイプで、箱自体はブックタイプになっています。
梱包
開くとこの様に梱包されています。表紙の裏には仕様が記載されています。
パッケージング内容
- TARLESS PLUS本体
- 充電ケーブル(microUSB)
- カートリッジ(Short 1.0Ω / Long 1.6Ωは装着済)
- 取扱説明書
TARLESS PLUS本体
表面にはリキッド残量確認窓があり、裏はロゴがプリントされています。
左側面には電源兼モード切替スイッチとパフボタン、反対面にはストラップ取り付け穴と充電ポートがあります。
キャップは強力なマグネット2つで接続されています。キャップだけつまんで持っても本体は落ちません。
キャップの中はこのようになってます。丸い窪みはPloom TECHのタバコ葉カプセルをストック出来る様になっています。
そしてキャップを使わない場合は底面に付けておくことが出来ます。吸っている間にキャップをなくすなんてことも無くなるし、手への収まりもよくなります。
カートリッジ接続面はこんな感じ。端子が2つあるだけです。カートリッジ自体にマグネットが付いており本体の金属部に接続という感じです。
梱包状態ではLong 1.6Ωが搭載されています。Longとは、吸い口部分が長いカートリッジでPloomTECHのタバコ葉カプセルを装着出来るようになっています。
横のキャップを外すとリキッドチャージ穴が現れます。O-リングが付いているのでリキッド漏れには強そうです。
吸い口の根本にはエアーホールがあり、AFCリングを回すことで無段階でドローを調節出来ます。画像左は全開、画像右は全閉です。
カートリッジ底面は端子が露出しているのと、本体との接続用にマグネットが埋め込まれています。
充電ケーブル
ここは残念なことにmicroUSBです。次販売されるTARLESSシリーズは恐らくUSB Type-Cに対応してくれるでしょう!
#お願いベプログ
替えカートリッジ
替えカートリッジとしてShort 1.0Ωが付属します。並べてみるとLongとShortの違いは明白ですね。恐らくLongカートリッジはPloomTECH互換機として、ShortカートリッジはVAPE用途として開発されています。
取扱説明書
国産なので日本語のみで書かれています!(TARLESSって海外では売らないんですかね?)
使用方法
電源ON/OFF
電源のつまみをL or Sにすると電源ON、つまみを一番左にすると電源OFFという非常にシンプルな物理スイッチです。
Lモード
Longカートリッジを使用する際のモードで出力が3.5V固定になります。Longカートリッジは1.6Ωなので出力は7.6Wになります。
PloomTECHは3.4W(3.2V 3.0Ω)なのでTARLESS PLUSの方が出力がやや高いです。PloomTECHのたばこ葉カプセルが溶けない程度の出力に抑えているのだと思います。
Sモード
Shortカートリッジを使用する際のモードで出力はバイパスになります。電池残量によって出力電圧が変わるのでご注意ください。
出力範囲は4.2~3.2Vなので1.0Ωのカートリッジの場合、MAX:17.6W、MIN:10.2Wとなります。
パフボタン
吸う間のみ押します。押すと通電します。
実際に使ってみる
ドロー
全開で重めDL、全閉でほぼ吸えない程の激重MTLです。かなり幅広いドローをAFCで無段階に調整できます。高評価!
リキッドチャージ
お気に入りのリキッドを入れて吸ってみたいと思います。
Blanc De Blancs(HESLIFE)
蓋を開けてリキッドを入れて、蓋を閉める。満タンで2.0ml入ります。
コットン(下部の白い部分)に染みていく様子が伺えます。
リキッド入りカートリッジを装着するとこんな感じで残量がわかります。
テイスティング
かなり高抵抗(1.6Ω)なので味の濃さはほんのり薄味という印象ですが風味はしっかり出てます。確かにタバコ葉カプセルを通して吸うとなるとこれくらいの味付けが丁度良いのかもしれません。VAPE用途としては…ナシ
ならば1.0Ωではどうなのか!?という事で同じリキッドをShort 1.0Ωカートリッジに入れます。
ドローを重くしてMTLで吸うと濃厚な味わいと気品高い香りが鼻から抜けてとても美味しいです。
MTLとしてのVAPE用途は十分にアリですね!
さて、ここでPloomTECHに特化したリキッドがあるのを思い出し引っ張り出してきました。プルリキこと、PloomLIQUIDのSUPER STRONG MENTHOL!
別のPODで吸ったときはメンソールがとても強く常飲向きでは無いなと思っていましたが、これをLong 1.6Ωで吸えばちょうどいい感じのメンソールになるんじゃないか?
結果、丁度よい強メンソールでした!そりゃPloomTECHを吸う為に開発されてるのでそうなりますよね…
てかこれならタバコ葉カプセルなしでもいい感じのメンソールでリフレッシュできそうです。
リキッド漏れ
このカートリッジはスゴイです。トップエアフロー構造とリキッド室の他にエアー室がある2層構造で長時間逆さにしない限り絶対に漏れません。
コンパクトさには欠けますが絶対漏れない事を重視してしっかりと開発されているんだと思います。これは初心者にとってもベテランVAPERにとっても十分メリットがあると思います。
他のレビュアーさんや使用者の感想で「じゅるる」と書いてありましたが、恐らくエアー室にリキッドが侵入してしまう事で起こる現象だと思います。ただエアー室もそこそこ容量があるので多少の侵入ではじゅるら無いと思いますし、吸っているうちに再度コットンへ浸透して無くなっていくと思います。
詳細な構造はコイル寿命が来たら分解して解説したいと思います。
さいごに
TARLESSはPloomTECH互換機という認識が強かったのですが、今回のレビューを通してMTL PODとしての使い道も十分アリだなと感じました。ドローの重さがマニアックなMTL派にもウケそうです。
PloomTECHのタバコ葉カプセルの脱着で簡単にニコチンのON/OFFが切り替えできるのでタバコの代替や減煙、禁煙に最適だと思います。
ニコチンベースやニコチンソルトを使用している方も海外輸入せずにコンビニでお手軽にニコチンが手に入るのでとても便利だと思います。ニコ入りVAPEの入門機という所でしょうか。
(そもそも風味やキック感が異なったりするでしょうが、ニコベ・ニコソル・PloomTECHどれも吸ったことが無い私のただの感想と捉えてください)
あと爆煙とまではいきませんが、Shortカートリッジではそこそこ煙が出るので視覚的にも十分楽しめると思います。
これからVAPEを始めようと思う方やベテランVAPER(MTL派)さんも是非試してみて下さい。