【レビュー】JACKAROO AIO(VANDYVAPE)【使い勝手の良いPOD MOD】
JACKAROO AIOワールドプレミア記事です。
JACKAROOと言えばVANDY VAPEのDual 188WのBOX MODですがその名を冠したAIO(弊ブログの定義ではPOD MOD)と言う事ですね。今流行りのレザー調では無くあえてゴムグリップ+樹脂パネルで勝負を仕掛けてきました。人差し指が引っかかる窪みや押しやすい位置にあるパフボタンが『人間工学に基づく』デザインっぽくて良いです。味はMTLはBSKRシリーズに匹敵する美味さですが、DLは特別美味しい訳でもなくマズイわけでもないスタンダードな感じ。見た目ハマれば十分にアリだと思います。
尚、本製品はサンプルバージョンであり最終バージョンと仕様が異なる場合がありますのでご注意ください。
※電子たばこ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です
公式情報
Jackatoo AIOの特徴
1. トップエアフローでリキッドリークや結露しない構造
2. 電池容量は 2200mAhで1日以上のvapingをサポート
3. 他のAIOと比較して、Jackaroo AIOは様々な抵抗値(0.15/0.3/0.6/0.9/1.2Ω)のコイルオプションをサポート
4. DLユーザーの為の厚いドリップチップ(正確にはドリップチップリング)は0.15/0.3/0.6オームのコイルに最適
- 0.15Ωコイルはアメリカのe-liquid(ポップコーン味、クリーム味、スイートフレーバータイプのe-liquid)に最適
- 0.3Ωコイルは、社内テストを通じて最高の味とより広い味の選択肢の提供を実現
- 0.6Ωコイルは、より清涼感のあるフルーツ味、ミント味のリキッドに最適
5. MTLユーザーは、0.9/1.2Ωコイルが適しており、細いドリップチップを準備
- 0.9ohmコイルはニコチン塩ソルト含むリキッドを吸うのに適しており、味はBSKR MTL Kitに似ている
- 1.2ohmコイルは、0.9ohmコイルよりもわずかに軽い味の性能を持ってる
6. 防水、防塵、耐衝撃性と防水USB充電ポート
7.人間工学に基づいたデザイン、快適なグリップ
注意事項
1. 実際の製品はシンプルパッケージ版(0.15/0.3/0.9/1.2Ωコイルのみを含む、DIY PODセットなし)の予定です。
2. その他のコイルやDIY PODセットは別売りになる可能性があります。
スペック
メーカー | VANDY VAPE |
商品名 | JACKAROO POD MOD |
バッテリータイプ | 内蔵 |
バッテリー容量 | 2200mAh |
出力電力 | 5-70W |
種類 | POD MOD |
エアフロー | RCカートリッジ:17段階 RBAカートリッジ:無段階調整 |
タンク容量 | - |
充電アンペア数 | - |
コイル抵抗値 | 0.15、0.3、0.6、0.9、1.2Ω |
バッテリー残量 | ディスプレイにインジケータと%表示 |
セット内容 | 本体:1 コイル:2(0.25Ω、0.5Ω) 充電ケーブル:1 シリコンケース:1 備品バック 説明書:1 保証書:1 警告カード:1 |
カラーバリエーション | 8色 |
サイズ | - |
関連商品 | - |
値段 | - |
カラーバリエーション
計8色のラインナップ
外観
外観についてレビューします。
外箱
サンプルバージョンなのですべてが詰め込まれたkitになっています。
裏面には内容一覧や特徴、注意事項などが書いてます。
観音扉を開けると見開きにカラーバリエーションが載っています。
こちらは右ページ。
商品ロゴの箔が押されたトレーシングペーパーみたいなのが被せられています。
梱包状態
恐らく商品化するであろうすべてのオプションが入っていました。
JACKAROO POD MOD本体
持った感じ意外とコンパクトです。手が小さい方でも収まるサイズ感です。
正面にはパフボタンと液晶パネル、+/-ボタン、USBポートが配置されています。側面には樹脂製パネルが貼ってあります。
グリップ部はゴム製です。最上部が若干くぼんでおりグリップしやすいです。
底面にはメーカーロゴ、商品ロゴが刻まれてます。ここもゴム製なので傾斜した面でも安定して置けます。
カートリッジ接続部はこんな感じです。3つのマグネットで接続されます。
中央部に端子が2つ、それと下に小さい端子が1つあります。小さい端子はRBAカートリッジ側の底面に金属面があり、ここと接する事で本体側がRBAカートリッジが付いているのか、RC(Replacement Coil)カートリッジが付いているのか判別しています。RBAカートリッジが接続されると液晶が青、RCカートリッジが接続されると液晶が緑になります。
カートリッジ
カートリッジはRBA用とRC(Replacement Coil)用の2つが入っていました。
RBAカートリッジ
RBAのデッキはこんな感じです。
サイドから吸気し、ボトムから排出されるタイプのRDTA形状になっています。
カートリッジ底面はポジティブ/ネガティブ端子とマグネットが配置されています。
リキッドチャージはシリコンカバーを開けて行います。
キャップも2種類用意されていまして、コチラが多分ステンレス。ドリップチップは特殊なキャップ形状になっているので変更不可です。チャンバーは緩いRのドーム形状です
こちらは樹脂(多分PC)です。
エアフローはキャップを回してサイドに開いている開口部の開閉で調整出来ます。
RCカートリッジ
こちらはRCカートリッジです。なんと漏れに最も強いトップエアフローです。
底面にはRCを入れる穴が空いています。
エアフローは12個の穴が空いたエアフローコントロールリングを回して調整できます。
回すと開口穴が減っていき…
全閉まで絞ることが出来ます。
ドリップチップは2種類用意されています。510規格なのでお手持ちのドリチも搭載可能です。
コチラはMTL用ドリップチップで径が細めになっています。
コチラはDL用で若干内径が太くなっています。
RCバリエーション
RCは0.15Ωから1.2Ωまで5種類用意されています。0.15~0.6ΩはDL、0.9~1.2ΩはMTLが推奨されています。
コイルはこんな感じの形状。VVCという新しいモデルみたいです。
ワイヤーは全抵抗値ともメッシュ形状です。高抵抗は荒目、低抵抗は細目のメッシュになってます。
コイルは底面から挿入します。
コイル周方向の向きはありません。
備品類
備品類です。コイルツール(脱着用)、コットン、コイル、O-リング類などが入っています。
コイルツールはこんな感じでRCの脱着に使用します。差し込んで…
テコの原理で引き抜きます。
コイルは結構細いアウターで巻かれたヒューズドクラプトンです。抵抗値は0.26Ωです。
充電ケーブルはUSB Type-Cです。
使用方法
使用方法について説明します。取扱説明書が入ってなかったので紹介し切れてない機能があるかもしれませんが、ほとんどのボタンパターンを試してみたのでわかる範囲でご紹介します。
電源ON/OFF
パフボタンを素早く5回押すと電源のON/OFFが出来ます。
待機画面
バッテリー残量、出力、パフ時間、出力電圧、コイル抵抗値、パフ回数が表示されています。画像の画面は緑になってますが、これはRCカートリッジ装着時の色です。RBAカートリッジを装着すると青色になります。
出力ロック
パフボタンと+ボタンを同時長押しで出力をロックすることが出来ます。ロック解除も同じ操作です。
ロック中はバッテリー残量右にある南京錠マークがロック状態になります。
パフ回数リセット
パフボタンと-ボタンを同時長押しでパフ回数をリセットできます。この画面でYESを選択すると回数が0にリセットされます。
バージョン情報表示
+/-ボタン同時長押しでバージョン情報を見ることが出来ます。
画面消灯
全ボタン(パフ、+、-)を同時長押しで画面を消灯させることが出来ます。復帰も同じ操作です。
実際に使用してみる
実際の使用感についてレビューします。
ビルド
まずはRBAカートリッジでビルドしてみたいと思います。
コイル固定ねじを緩めます。
コイルを固定します。
コイルを下向きにするとデッキと接触してしまうので今回は上向きで設置しました。
コイル端を切り落とします。
15W位で焼入れします。ヒートスポット除去もお忘れなく。
良い感じに焼けました。
次にウィッキングです。もっとやりやすいやり方があるのかもしれませんが、今回はちゃんとウィッキング出来る様にひと手間かけた方法でやっていきたいと思います。
まずは底の中心のネジ(ポジティブ)を緩めて抜きます。
次にその外周部のねじを外します。これはコイルツールの裏側を使うと簡単に外すことが出来ます。
これでデッキとカートリッジを分離することが出来ました。
コットンを通します。
ジュースホールに通し、コットンをタンク側へ落とします。コットン端はタンク底に当たるくらいの長さで切りたいのですが、タンク内が見にくいのでどこで切ればいいかぱっと見判りません。
ノギスで深さを測ると大体こんくらいの長さが丁度良い事がわかりました。
そして目安になる長さ何かないかなと探していたらなんと、コイルツールの反対側(先ほどねじを緩めた側)の幅とピッタリ同じ長さでした。よく考えて作られたツールだなと感心しました。
デッキをカートリッジに装着します。
先ほど緩めたねじを逆の順番で締め込んでいきます。最初は外周部。
次に中心部。
ビルド完了したカートリッジを装着すると0.28Ωでした。
液晶画面はRBAカートリッジなので青色になっています。
リキッド ZAP! Aisu ALOE VERA
RBAの方はどんな抵抗値でも美味しいと評判のZAP! Aisu ALOE VERAを吸っていきたいと思います。
カートリッジ上部からリキッドをチャージします。
テイスティング
では吸っていきたいと思います。
ん~、ちょっとこだわりを感じれない味わいですかね…ビルドが下手なだけかもしれませんがそこまで味が出ていません。
常用のFLATwireに変更して吸ってみましたがそこまで美味しくない… リキッドのチョイスが悪かったか?
薄いというか、味が出きってない感じがします。
ドロー
ドローは全開で軽めDL、全閉で激重MTLまで調整出来ます。低抵抗コイルが付属してましたが、ドローの感じから実はMTLの方が向いてるんじゃないかと思いました。なのでテイスティングリトライします。
テイスティング2
1.0Ωでビルドして吸ってみたところ、なかなかの濃い深い味になりました。やはりMTLとして使う分には優秀なRBAなのかもしれません。
RCカートリッジ
次はRC 1.2ΩでMK-Lab Koi-Koi 青短 みっくすじゅ~すを吸ってみたいと思います。
チャージします。
テイスティング3
美味い、ウマイ、旨い!これはイイです。リキッドが良いのかコイルが良いのかもはや判りませんがめっちゃ味出ます。このリキッド吸ったことある方ならわかるかもしれませんが、各フルーツの主張がハッキリします。そして甘みも程よく吸いやすい。
ちなみにRCカートリッジを着けている場合はコイル抵抗値により出力が制限されます。過剰な出力による焼き付きやドライヒットを防止する為の制御なんだと思います。
さいごに
デザインやサイズ感はかなり好きです。機能もゴチャゴチャして無いのでシンプルに使いやすい。RCとRBAを自動で判別して自動で出力を制限する機能も初心者としてはかなり良いです。こういうユーザーフレンドリーな機種をどんどん初心者などに推していきたいです。
RBAカートリッジは少しビルドがめんどくさいです。やり方が間違ってるのかもしれませんが、結局はRDTAなのでめんどくささは無くならないと思います。またRDTAなので逆さにすると比較的簡単に漏れます。室内使いならRBAでも良さそうですが、外出でハードに持ち歩く場合はRCカートリッジがオススメです。
RCカートリッジの漏れに関しては2週間ほど使用しましたがまったくありませんでした。これが一番の驚きであり、最大のメリットであるとも感じました。まぁトップエアフローですからね。初心者がぶち当たる壁の一つは「リキッド漏れ」なのでこれをクリアに出来るのは素晴らしいと思います。
味に関してはDLは向かないな~と感じました。どちらかと言うとMTLユースがオススメです。POD MODで爆煙なら他機種でも色々あるのでそこは差別化出来て良いと思いました。(VANDY VAPEさんの思惑と違ったらごめんなさい)
どんな形で販売されるか、どこで取り扱うかなどはまだ決まってないですが、販売開始されたら是非お手に取ってみて下さい。