【レビュー】ONE(Archords JAPAN)【超特化型MOD】-提供品-
「日本のVAPE初心者が簡単に安心して使えるハイクオリティなMOD」を目指してVAPE系Youtuber 3人によって企画されたMODです。名機Eleaf iStick Picoを越えると謳うこのMODの実力をレビューを通して徹底比較したいと思います！
タッチパネルに賛否両論ありますが、「パフボタン and +ボタン同時長押し」など複雑な操作を要さない点は初心者向きの優しい設計だと思います。
※電子たばこ(VAPE)は20歳以上を対象とした嗜好品です
特徴
- ARCHORDS JAPANの第3弾は、Youtuber 3人が監修した完全オリジナルMOD
- アトマイザーサイズ25mmまで対応。
- MOD本体は極限までコンパクトに。
- 初心者でも安心して使用できるバッテリー内蔵タイプ。
- 大容量3000 mAhバッテリーを搭載。充電切れの心配不要。
- タッチパネルに特化した完全オリジナルチップ『AJ ONE TOUCH』を搭載。
- 世界初である日本語表示対応デバイス。
- 見やすい大きめのタッチパネルを採用。背景カラーの変更可能。
- 弱・中・強の簡単モード搭載。
- 一般的なワッテージモード、上級者向けのボルテージモード搭載。
- シリアルナンバーを刻印。
- 3回クリックでON／OFF機能。
【ARCHORDS JAPAN とは】
Youtuberたちが初めて電子タバコを使い、想像を絶するほどの煙量を経験した時のあの感動を、より多くの人にも味わって欲しいという想いからスタートしました。
世界的に流行している電子タバコ（VAPE）ですが、そのほとんどは中国やアメリカのブランドです。
そんな中で日本ブランドとして国内No.1、そして世界でもTOPのブランドを創り、ユーザーが本当に求めているモノを提供するという目的を持って立ち上がったブランドがARCHORDS JAPAN（アルコーズジャパン）です。
スペック
| メーカー | Archords JAPAN(Drom) |
| 商品名 | ONE |
| バッテリータイプ | 内蔵 |
| バッテリー容量 | 3000mAh |
| 出力電力 | 1-80W |
| 種類 | テクニカルMOD |
| 充電アンペア数 | 5V / 2A |
| USBポート | USB Type-C |
| セット内容 | 本体：1 充電ケーブル：1 説明書：1 |
| カラーバリエーション | 1色 |
| サイズ | 本体：71.2×40×25(mm) |
| 関連商品 | - |
| 値段 | ￥9,799 |
カラーバリエーション
1種類(黒のみ)のラインナップです。今後白やSSなどが追加されるかもしれません。
外観
外箱
裏面にデカデカとバーコードがありますが全体的に黒基調のシンプルなパッケージです。
内箱
引っ張り出すタイプです。そして内箱自体は切り欠きの無いiPhoneスタイルです。ただMOD自体が重いので自重で開いてくれます。
梱包状態
ONE本体のみが前面に来る梱包です。
パッケージング内容
- ONE本体
- USB Type-Cケーブル
- 取扱説明書
ONE本体
液晶ディスプレイには保護フィルムが貼ってあります。
本体は液晶面が角張ってて背面が丸くなっています。(R=12.5mm)
アトマイザー接続面は510スレッドとメーカーロゴが彫られています。そして底面にはベントホールと商品名ロゴ、そしてリセットボタンとシリアルナンバーが彫ってあります。私のは「972」でした。
※制御基板の不具合により返送して新しいものが届いてシリアルナンバーは「459」に変わりました！
Picoとサイズ感比較
サイズ感はほぼ同じです。ONEはバッテリーキャップが無い分、22mm径以上のアトマイザーにも対応できます。ちなみにPicoもヒートシンクやスペーサーをかますと何mmでも載っちゃいます。
USB Type-Cケーブル
もちろんUSB Type-C対応です。
取扱説明書
全部日本語で記載されています！流石Made in Japan。
操作方法
電源ON/OFF
パフボタン3回押しで電源のON/OFF操作ができます。
液晶画面
画面上部のバーに電池残量、その下に現在のモード(Wmode or Vmode)、出力(W or V)、抵抗値(Ω)、前回のパフ時間(s)、出力電圧(V or W)が表示されています。
タッチパネル有効化
表示画面のmodeの部分か出力表示部分に触れると「スライドしてロック解除」と表示されるので画面上部から下部にかけてフリックするとタッチパネル操作が出来る様になります。
mode選択
液晶画面のmode部に触れてスライドロック解除するとこの様な画面になります。
- W mode ... ワッテージモード
- V mode ... ヴォルテージモード
- Level ... 初心者向け出力調整モード
- Color ... 液晶カラー変更
W mode(ワッテージモード)
出力電力を調節するワッテージモード(Variable Wattage Mode : VW)です。ごく一般的なモードで大抵のMODはこのワッテージモードが備わっています。
出力調節
ワッテージモード、ヴォルテージモード(後述)共通で大きい数字の部分をタップするとこの様に+と-が表示されて出力電力を調節できるようになります。タップで0.1刻み、長押しで1.0刻みで出力を変更できます。
V mode(ヴォルテージモード)
一昔前のMODには備わってたヴォルテージモード(Variable Voltage Mode : VV）です。ワッテージモードは指定した電力になる様に出力電圧を自動で調節しますが、このヴォルテージモードは出力電圧を直接指定します。最大6Vまで設定できますが、基本的に3.5～4.2Vの間で使用するのが一般的です。設定電力や電圧については別記事でご紹介しているのでこちらもご覧ください。
Level (初心者向け出力調整モード)
Levelによってアトマイザー(コイル)の推奨抵抗値があるのでご紹介します。高抵抗値なのに強(Level3)設定とするとコイルの焼き切れやコットンの焦げ、低抵抗なのに弱(Level1)設定すると立ち上がり悪くジュルジュルになったりします。
- 弱(Level1)…15W 推奨抵抗値 0.8～1.2Ω
- 中(Level2)…25W 推奨抵抗値 0.5～0.7Ω
- 強(Level3)…40W 推奨抵抗値 0.3～0.4Ω
ワッテージモードで15W設定にするのとLevelモードで弱設定にするのは多分同じだと思います。抵抗値によって微調整されるようなチップが入っていたら別ですが…
Color(カラー選択)
本体が日本語表記じゃないので日本語も併記します。
■Red(アカ)
■Pink(モモ)
■Green(ミドリ)
■Blue(アオ)
■Purple(ムラサキ)
■White(シロ)
フィッティング 24mm
DeadRabbit SE RDA
VENUS RDA
DeadRabbit V2 RTA
Zeus X Mesh RTA
幅はこんな感じで収まります。
フィッティング 22mm
Galaxies MTL RDA
Phevanda A2 MTL RDA
DeadRabbit SQ RDA
KREE RTA(末広ウルテムタンク Polished by PeiPay)
COG MTL RTA
Galaxies MTL RDTA
フィッティング 18mm
Purity MTL RTA
Merlin nano RTA
Picoとの比較
| ONE | Pico | |
| 種類 | BOX MOD | ← |
| サイズ | 71.2×40×25 mm | 71.0×45×23 mm |
| スレッド規格 | 510 | ← |
| バッテリー | 内蔵式 | 18650 |
| バッテリー容量 | 3000mAh | - |
| ボタン | 1ボタン | 3ボタン |
| 液晶 | OLED | LED |
| タッチパネル | 搭載 | 非搭載 |
| USB規格 | Type-C | micro USB |
| 搭載モード | VW VV Level |
VW TC Bypass |
| ベントホール | 有 | ← |
| アトマイザーサイズ | ～25mm | ～22mm |
| 重量 | 143g | 134g(バッテリー込) |
| 本体価格 | ¥9,799 | ¥6,926 |
| バッテリー参考価格 | - | \1,800 (SONY VTC6) |
| 総額 | ¥9,799 | ¥8,726 |
バッテリー
ONEのメリット
- 内蔵式なのでバッテリーの事を考えずに買える
- 3000mAhの大容量バッテリーで長持ち
ONEのデメリット
- 18650バッテリーの様に取り替えが出来ない為、ヘタっても交換できない
- 出先で気軽にバッテリー交換できない(例えば山登りやキャンプなど)
ONEは内蔵式3000mAhに対し、Picoは別体式18650バッテリーです。最初のMODを買う時に私含め初心者だと「18650規格なら何でも良い」と思って粗悪な中古バッテリーを買ってしまう危険性があるので内蔵式と言うのは優しい仕様です。しかし、しばらくVAPEをやっていくうちにバッテリーの知識を得たり、身近にショップがあったりVAPEに詳しい人がいる場合は取り替え可能な18650バッテリーの方が出先で便利な事もあります。
USB規格
ONEのメリット
- USB Type-Cで様々な電子機器と充電器を共有可能
- 2A急速充電対応
ONEのデメリット
- なし
ONEは現在主流のUSB Type-Cに対応しています。充電アンペアが合えばスマートフォンやその他電子機器と充電器を共有できるのでとても便利です。
搭載モード
ONEのメリット
- 数少ないVVモード対応でマニアにウケる
- バイパスモードが無いので初心者的には安心
ONEのデメリット
- Levelモードは推奨の抵抗値がある
- TCモードが無い為、温度管理へのステップアップが出来ない
- バイパスモードが無い為、メカっぽい使い方が出来ない
私はあまり気にしていませんでしたが、VVモードは多くの方から要望があった事により採用されています。電圧によって味の出方が変わるようなリキッドもあるのでVW、VVモードを搭載しているのは良い事だと思います。また、よくわからないうちにBypassモードになっていて自らを危険に曝すという事が無い点は初心者向きとしては良いと思いました。Levelモードは説明不足感がありますが、本記事を見て頂ければ快適に使用して頂けると思います。TCモードが無いのは初心者から中級～上級者へのステップアップという観点からすると残念な点です。
値段
ONEのメリット
- バッテリー内蔵なのでコミコミの値段
- 安心の180日保証(他社製品は30日保証)
ONEのデメリット
- 同程度のバッテリー搭載したPicoと比べると高い
自社(?)開発だからこそできる長期保証制度がウリです。半年の間に壊れたり操作方法が分らない場合はベプログショップのサポートを受けることが出来ます。PicoはクリアロマイザーセットがVAPEショップで6000円程で売ってたりしますので価格的にはPicoに軍配が上がります。
さいごに
ONEのレビュー、並びにPicoとの比較をご覧いただきありがとうございました。SNSなどで賛否両論ありますがONEはあくまでも超初心者向けに特化した仕様のMODだと思います。これまで他のMODを使ったことがある人やVAPEに精通している方々にとっては大幅に物足りない仕様かもしれません。
- バッテリー何にすればいいか分からない問題→内蔵バッテリーで最初の壁を排除
- 操作難しい問題→タッチパネルの直感的操作で煩雑操作の排除
- このモードは何？問題→最初は用途のわからない温度管理モードやバイパスモードの排除
- とりあえず出力最大！ATフィールド(抵抗値)全開!→最大出力20A制御の安全設計
慣れればどうってことない仕様や機能でもこれからVAPEを始める初心者にとっては大きな壁だと思います。開発陣も別体バッテリーやTCモードなどは入れたかったけど特化する為に身を切って排除したのだと思います。
「毎日充電できる環境で、普段VWモードしか使わない、22mm以上のアトマイザーも使いたい、複雑なボタン操作が面倒な方」にハマるMODだと思いました。容量は3000mAhもあるのでヘビーに使ってもMTL派なら2日、DL爆煙派でも1日は持つんじゃないでしょうか。ヘタリ具合や寿命は継続的な使用で検証していきたいです。
超初心者に特化した扱いやすいMODと言う意味でPicoを越えたMODだと思いました。
ARCHORDS JAPANの次回作はこれまでの経験を活かしたバリバリ玄人向けMODやカリバーンを超えるPODに期待したいです！
超高機能チップ搭載ステルススコンカーMOD(非接触充電対応)とか如何でしょう？
